書籍の制作や出版を行う印刷会社あいわプリント(旭川市3条通4丁目)の阿部純子さんが、道内で4人目の自費出版アドバイザーに認定されました。NPO法人日本自費出版ネットワークが創設した資格で、本づくりに不慣れな人たちの伴走者として様々なアドバイスをします。

制作にかかる経費を著者が負担する自費出版は、出版社を介さないため自分の思いを自由に表現できる良さがあります。しかし原稿執筆のほかに、体裁を決めたり内容の確認をしたりと、一冊の本が完成するまでには多くの手順や知識が必要です。
高校卒業後30年以上にわたって編集の仕事に携わってきた阿部さんは、実践で身につけた知識を整理してさらに深めようと、およそ2年をかけて研修や検定に参加。これまで以上に自信をもってアドバイスできるようになり、責任感も増したといいます。
「著者の思いが伝わるような、見た目にもメリハリのある読みやすい本を作る手助けをしたい」と意気込みを語ってくれました。問い合わせはあいわプリント(℡0166・26・2388)へ。