- 赤いちょうちんが、ラーメンが名物であることをにおわせるほのぼの食堂
- 哲子ママ特製の醤油ラーメンはハーフでも大満足のボリューム。つまみから〆までいけちゃいます
- 老若男女、すねに傷持つ人だってウェルカム!
1976年建設、今では数少ない昭和の香りを残す駅前ビル(旭川市宮下通7丁目)。地下の飲食店街を盛り上げようと、ほのぼの食堂の哲子ママが音頭をとって、4店舗がお酒とおつまみの千円セットを提供する「せんべろ横丁」が生まれました。
平日の午後、駅前イオンではスタバで若い恋人同士が待ち合わせ、フードコートでは高校生が他愛もない話で盛り上がる…同じ頃、お向かいの駅前ビルの地下では、一線を退いたシニアたちがすでにどっぷりと酒を酌み交わしています。気持ちよさそうにカラオケを歌ったり、ママとの会話を楽しんだり、飲み過ぎてイスから転げ落ちたりと、そこは素敵なカオス空間。
個性派揃いの地下の住人は、共通して駅前ビルを盛り上げたいという強い想いで繋がっています。今回、横丁を企画したほのぼの食堂(営業は午後2時半から10時)では、生ビールや日本酒から2杯と、玉子焼、マグロ刺し、ハーフラーメンなどから好きな3品を選べるせんべろセットを考案。このほかのメンバー、大衆酒場の「おーい!にこにこ君」(正午から)、ランチも自慢な「一の樹」(午前11時から)、横丁唯一のカラオケスナック「ななかまど」(午後5時から)では、その日あるものでゆるっと対応してくれます。急ごしらえの横丁ではありますが、地下街なので雨や雪の日に千鳥足でも転ぶ心配なくはしご酒を楽しめるのも魅力です。
「先月から横丁をはじめて、若いお客さんもちらほら来てくれるようになったのよ~」と哲子ママ。ディープな世界に勇気を出して入ってみれば、そこは極楽新世界。忘年会前の0次会やちょっと飲み足りないな~というときに、まずは千円握って行ってみて。問い合わせはほのぼの食堂(電話090-9752-1063)へ。