イラストレーターの小川さん
連作画集のプロローグ本発売

シリーズには、小川さんが2006年からの12年間で描き溜めてきた数万点にも及ぶ作品の中から40～50点ずつを掲載します。何気ない日々の中で感じた温もりやおかしみを、心のままにその場でささっと描いたものが大半。今回、ペンや絵筆を持ったときの気持ちを思い返して、そうした作品を「ホノホノ」「ポワポワ」「ムクムク」など7つのタイトルで分類しました。

小川さんは、仕事であれプライベートであれ、ほとんど毎日絵を描いています。先行版には絵を描きはじめたきっかけや描き続ける理由なども綴っています。さらにすべてのイラストにそのとき感じた思いも添えました。たとえば、買物公園の「手の噴水」の水彩画には大福屋にちりんさんや通りすがりのおじさん、花や太陽など目を引かれたものを次々に登場させ、「みんなきらきらしていましたよ」と締めくくっています。

「これから2年のうちには元号が変わったりオリンピックがあったりと、落ち着かない出来事が多くありそうですね。この画集が見る人の日々の安らぎになれば嬉しいです」と小川さん。フルカラーA4版52ページで税込2700円。額縁のピカソ(旭川市3条通1丁目)やおかだ紅雪庭(旭川市5条通16丁目)、本草(旭川市東旭川北1条2丁目)などで販売しています。問い合わせは昇夢虹(電話0166・68・2004)へ。

11月20日(火)から25日(日)は、蔵囲夢(旭川市宮下通11丁目)で市内のステンドグラス教室「ビトロ」とのコラボ展示会「ハハハ」を開きます。画集「ななつのきもち」の出版発表や、デザインの仕事を紹介するパネル展、アート雑貨販売などのほか、小川さんの裏ライフワーク「偽浜省(浜田省吾さん)」撮影コーナーも設置(写真は前回のイベント時の様子)。本格的な冬を前に、イラストやステンドグラスの温もりに触れませんか。開場は午前11時から午後5時(最終日は4時)まで。