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近ごろ、旭川市内に新しい弁当屋や惣菜屋が増えています。独身男性ばかりでなく、子育て世代や高齢者の利用も多いよう。市内の5店にその様子を取材しました。
女性の心をがっちり
- ハンバーグや煮物が人気。「きんぴらもすぐに無くなっちゃいますね」とピッコラの橋本さん
「1日のうちで、1食くらいは買ってもいいんじゃないかと思って。1人2人の分を、3食すべてに力を入れるのは大変よ。お仕事しながら子育てしている人も増えているし。こんなお店があったら便利だなと思って」と開業の経緯を語るのは、毎日4~5品の日替わり総菜を販売するピッコラ(末広5条10丁目、☎0166・57・4136)の橋本さんです。
自身も二人の子を育てた母。客層は主婦がメインで、意外にも若い人が煮物を、中高年がマリネなどを買っていくのだとか。ふだん自分ではあまり作らないものを買って帰り、食卓に1品添える、そんな様子がうかがえます。
市内3条通11丁目に今年オープンしたゴーアンドベジ(☎080・3266・3266)は、体にやさしいおかしとおかずをコンセプトに、健康を気遣う女性たちに支持されています。
店主の中島さんは菜食主義。お肉やお米は食べませんが、「私みたいにおかずだけ食べたいという人もいるはず」と、おかずセットとお米を別売りにしています。「提供しているメニューは決して珍しいものではありませんが、常連さんから『体調がよくなったよ!』なんてうれしい声もいただきます」とにっこり。
地域のニーズをがっちり
麺や虎鉄(豊岡1条1丁目、☎0166・56・6163)では、ラーメンに続く看板メニューの大きなザンギが入った弁当などを販売・宅配しています。
いわゆるガッツリ系ですが、「赤ちゃんを抱いたお母さんから注文があり、外出したくてもできない人がいることにあらためて気づきました。身体が不自由な方もそうですね」と店長の手塚さん。「ラーメン屋であり、ラーメン屋だけではない自分の店に期待されている」と見えにくかった消費者の需要に応えようと努めています。
時短をしたい。けれど手作りで出来たてを食べさせたい。そんな主婦層に加え、高齢者のニーズも増加している今、惣菜屋や弁当屋が豊かな食生活を支える心強い存在になりつつあります。まずはお気に入りのお店を見つけてみては?
※各店の宅配は地域限定です。詳しくは問い合わせを