羽根を主役に大抜擢
本日開幕「富良野劇場」

きょう10月2日(月)、サンロクのヨシタケビル1号館2階に「富良野劇場」がオープンするという噂を聞きつけました。ん？なんだかあの大脚本家を思い出させるネーミング。劇場だから、演劇、それともコンサートを上演するの？と思いきや、なんとここは羽根付き餃子の専門店。ネーミングの謎に迫るべく、リハーサル中にお邪魔してきました。

開場は午後6時。ビル1階に掲げられた三日月のような餃子マークが入った看板と、電工掲示板が灯ったら入場開始です。階段を上がるとインパクト抜群な北海道土産の定番、木彫りのクマさんのお顔と、「ようこそ富良野劇場へ」という代表・田中明裕(通称あきぼー)さんのメッセージが出迎えてくれました。

田中さんは中富良野町出身で、いっときは神戸に住んでいたこともあります。「関西では餃子の羽根は重要ではありません。でも見方を変えれば立派な主役になれる存在」と考え、出身地の富良野の食材で作る羽根付きぎょうざを特製味噌ダレでいただく「ふらのぎょうざ」を生み出しました。

さっそく試食させていただくと、パリッパリの羽根はもちろん、味噌ダレもナッツがたっぷりでなんとも楽しい食感！濃厚な味噌と絡んだジューシーな肉汁に、仕事中ながらこっそりビールを頼もうかと思うくらい…(どうにか自重しました)。ラー油を合わせるとピリリと引き締まってまた違う味わいを楽しめます。お皿いっぱいに羽根が広がりとてもボリューミーなのに、1皿税込み400円。「ニンニクはあえて入れなかった」そうで、女子には嬉しいポイントですね！もちろんニンニク無しでも十分パンチが効いていますよ。これは、夜な夜な通っちゃいそう～。

「富良野劇場はみんなでつくりあげる物語。お客さんが主人公で、僕らスタッフも演者。関わってくれるみなさんが登場人物なんです」と田中さん。北海道・富良野を存分に感じられる新たな呑み処の誕生です。問い合わせは富良野劇場(電話0166・74・6575)へ。