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イオンシネマ旭川駅前(宮下通7)で、全国のどこよりも早く、この夏公開の映画「さかなクン研究所 さかなの世界へレッツギョー!」の試写会が行われました。当日はさかなクンが舞台挨拶に訪れ、子供たちに魚の魅力をPRし、できたばかりだという作品を一緒に鑑賞しました。 同作品はNHKの貴重な映像素材を使用し、普段はなかなか見ることができない魚たちの生態を楽しめます。日本近郊の海や干潟に生息する魚たちを、「飛ぶ」「闘う」「踊る」などのキーワードでまとめ、子供たちにわかりやすく紹介しています。
世界中の魚類の研究を行うさかなクン研究所に、一般研修として参加するというユニークな設定。上映中、さかなクンの合図に合わせてスクリーンに向かって「ギョギョギョ!」とかけ声を出したり、入場者に配られる「研究ノート」にシールを貼ったりしながら楽しく鑑賞できる、子供の映画デビューを応援する作品です。
作品についてさかなクンに話を伺いました
━どんな風にこの作品を楽しんでもらいたいですか。
「迫力がある大画面にたくさんのお魚たちが登場するので、映画館を海の中だと思って楽しんでほしいです。今回はよく知られた日本の海で暮らすお魚を集めました。ぜひお家に帰っても、お魚についていろいろ調べてみてください。図鑑で見て、本物のお魚を見たいと思ってもらえると、すっギョくうれしいです。お魚を立体的に見たり、いろんな角度から見たりと、ほんとにいくらでも調べることができるんですよ」
━魚に興味を持ったきっかけは。
「子供の頃から絵を描くのが大好きだったんですね。何かを観察するのが好きなんです。小さい頃はトラックの絵ばかりを描いていて、その後、妖怪、タコ、お魚に興味を持つようになっていきました。大きなきっかけは、小学2年生の時に、友達が描いたタコの絵を見たことですね。「うわぁー、なんだこれはー!!」ともうびっくり。ものすごい衝撃を受けました。そして、たくさんの種類があって、見ていると世界観が広がるので、どんどんお魚が好きになりました。お魚と向き合うと、ギョ感(五感)をフルに使えるのが魅力です。触れる、音を聞く、そして食べる・・・とフルで感動をもらえます」
━生態だけでなく、調理法などにも詳しく、魚を食べることも楽しんでいらっしゃいますよね。
「お魚たちはかわいいです。そして種類もすっぎょく多くておもしろい!食べる時は、ありがたく、なるべく全部いただくようにしています」
━鑑賞した少年が、作品に出てきたコブダイのコブの中身はなんだろう?って言っていました。
「あのコブの中には、脂肪が入っています。コブダイはサザエを食べるので、とってもおいしいお魚なんです。コブ自体は無味無臭ですけどね。そして、メスからオスに変化するお魚でもあるのです」
━それでは最後に子供たちへメッセージをお願いします。
「小学生位のころは、見たり知ったりするのが初めてということが多いと思います。初めての感動というものは、深く脳裏に焼きつき、強烈なインパクトを残すはずです。小学校の卒業文集に「みんなにお魚のことを伝えたい」と書いたのですが、それは今につながっています。だから、自分が絶対「コレ」と思ったことは持ち続けて欲しいです。お魚に多様性があるように、人にも多様性があるといいと思います」
好きで好きでそれを貫いて、映画にまで出演してしまったさかなクン。いただいた名刺には色鮮やかな魚の絵がいっぱい描かれていました。魚たちがみんな正面を向いているのが印象的でした。細長い顔、まん丸の顔、平べったい顔・・・そういえば魚を真正面から見たことはあまりなかったかもしれません。ものの見方や生物の多様性など、大切なメッセージを子供たちにもわかりやすく伝えるさかなクン、やっぱりすごい人です。ありがとうギョざいました~! 同作品はイオンシネマ旭川駅前で、6月13日(土)から公開。料金は一般1100円、子供(3歳以上中学生以下)700円。問い合わせは同劇場(電話0166・74・6411/自動音声ダイヤル)へ。