勝山 勉さん
1年を通して安定した収穫ができる利便性の高さが、菌床栽培に着手した理由。「健康に良い上、何より食べて美味しいからね」と、勝山さんはキノコの魅力を語ります

安心・安全な環境を整え
味わいのあるキノコづくり

 食卓を彩るキノコ。種類も色々ありますが、アワビ茸をご存知ですか。乾燥品ではない生のキクラゲを食べたことがありますか。

 旭川での流通は珍しいそれらを栽培しているのは(株)ドーム。「ドームファクトリー」のブランドで発売を開始以来、まだ日は浅いものの、じわじわと知名度を高めています。

 経営者の勝山さん。写真は、同社が東旭川に展開する就労支援事業所内、栽培プラントでの様子です。ここで、良質な地下水と徹底管理した室温や湿度で、まるで自然の森にいるような環境を作り、菌床によるキノコの完全無農薬栽培を行っています。

 菌床とは、主におが(木材を粉砕したもの)を筒状にしたもので、これに菌を植え付け、キノコを育てます(勝山さんが手に持っているのがそれ)。技術は青森、栃木の実績ある生産者を訪ね、学びました。

 「初めは試行錯誤が続いたが、その甲斐あって当社独自の、最適な生育環境を整備できたと思う」と、現在はアワビ茸、椎茸、たもぎ茸、黒キクラゲを栽培。

 中でもこだわりは「市場に多く出回っているものを作っても…」と目を付けた、食べると鮑のような食感がするというアワビ茸、大きくてプルプル食感が特徴の黒キクラゲ。

 まずは珍しさから手に取ってもらうことに成功。その後も高い品質を維持した結果、多くの方から新鮮で美味しいと評価を得ています。が、ほっとしたのも束の間、「キノコはちょっとした環境の違いで色・形など成長に影響が出るので、毎日が気の抜けない作業の連続」と勝山さんは気を引き締めます。

 キノコは朝5時から1日3回、成長のタイミングを見計らって採取。市内スーパー等、および同社で販売しています。

株式会社ドーム
旭川市神楽岡6条6丁目2-4
0166-76-5466

2017年10月3日